JL57’s blog

日本の有機溶剤を使用した塗装は人体に極めて有害です。先進国では使用が禁止されているものがなぜ使用されているのか。今すぐの全面禁止が当然です。マスコミの取材も歓迎です。

有機溶剤の危険性~新たなアスベスト~ 2

溶剤とは、塗料を希釈する【薄め液】のこと。

一般には【シンナー】といわれるもの。

【弱溶剤】とは【塗料シンナー】のこと。

溶剤には塗料に合わせて、ラッカシンナー、塗料用シンナー、アルコール、水などがあります。

女性のマニキュアなどを落すアセトンも溶剤のひとつです。

溶剤には石油からの脂肪族系溶剤や植物性溶剤、アルコール類溶剤、エステル系溶剤などがあります。

脂肪族系溶剤では揮発油や灯油が塗料の溶剤として使われ、植物性溶剤はテレピン油、アルコール類溶剤はメタノール、ブタノール、エステル系溶剤は先ほどのアセトンなどが、一般の方にはなじみだと思います。

塗料の塗膜形成をはけ塗りや他の方法で塗りやすくする状態をもたせる為、用いられるのが溶剤の役目で、各種類の塗膜成分を溶解しなければなりませんので、各塗料に合わせて異なる溶剤を使用します。

したがって水系の塗料の場合は、溶剤は水となります。

ペンキヤ

補足の回答
>先日下塗りに塗ったシーラーは旧皮膜が弱溶剤系だとダメ
そのシーラーは多分【水系】か【揮発油系】のシーラーかな?
水系の場合ダメというほどでも無いが、旧塗膜が確りしている場合シーラーが浸透しないこともある。
いわば旧塗膜にシーラーが乗らない形となり、その上に仕上げの塗料を塗っても、新しい塗膜が浮いて剥がれることもあります。
揮発油系の場合、一般でいうラッカーシンナー・トルエンというものの場合、溶剤の中でも強い材料なので、旧塗膜が弱溶剤だと溶けることになります。
いわば弱溶剤系の旧塗膜が溶けて、使用したシーラーは役に立たないことになります。
弱溶剤は塗料シンナーと回答しましたが、基本は軽油・灯油と同じ分類(石油類2種)
水やアルコールを除き、溶剤と世間一般的言われるもの(専門的を除く)といえば、石油原料から蒸留されたもの。
ガソリンから軽油、灯油、服の染み抜きのベンジンも溶剤。
その中で揮発性(ガソリン・トルエンなど(石油類1種)を除いたモノが弱溶剤(塗料用シンナー・灯油など)となります。

今はシックハウス対策の建築基準法が出来たので、ほとんどは弱溶剤や水系の塗料がほとんど。
揮発性溶剤の塗料は建築塗装では現在は少ない。
揮発性の溶剤(ラッカーシンナーなど)にはキシレンなどが入っているので、建築基準法で室内(トイレ・浴室・玄関ホールを除く)では使用してはいけないこととなっています。
しいていえば、クリアラッカーや塩化ビニルの塗料などなどがあるが、ココ最近は一般住宅では業者も余り使用はしていない。
プロである我々も下地が何を塗っているか分らない場合は、少し試し塗りをして、その結果(旧塗膜が溶ける、縮れるなど)で塗料の材料を選んでいます。

 

 

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