溶剤被害日記
今年になり外壁工事が始まりました。
コロナ渦により在宅勤務になり、平日は在宅勤務が続きました。
外壁工事のシンナーが強烈で体調が極度の不調になり、塗装についていろいろ調べたところ、日本の外壁工事に使われている溶剤はあまりにも危険なものであることが判明しました。
そのことについてこれから日々書いていきます。
世の中誰かが声を上げないと何も変わりません。
市民一人一人は生まれながらにして幸福に生きる権利を持った主人公です。
それが民主主義社会です。
少しでもよい社会への進歩前進を希求することが何よりも大切です。
有機溶剤の危険性~水性塗料への代替~ 3
有機溶剤の危険性~水性塗料への代替~ 2
国内自動車メーカーは全面的に水性塗料車へ置き換え完了
国内でも17年前から新車の塗装に使われています
国内自動車メーカー各社では積極的に水性塗料へ転換をすすめており
”トヨタでは10年前に塗装ライン全て水性に転換済”です。
ヨーロッパでは2007年法規制により溶剤型塗料の使用禁止で
水性塗料に置き換わりました。
現時点では、国内は自主規制で水性化を進めています。
有機溶剤の危険性~水性塗料への代替~
多くの方が「水性塗料は素材が水性なので水に溶けてしまうのではないか?」と疑問を抱かれています。
雨水が当たる事で水性のサインペンのように溶けて流れてしまうのでは…?
水性塗料は、完全に硬化するまでは水に触れると流れてしまいますが、完全に塗料が硬化すると水に溶けなくなる性質があります。
その理由は、水性塗料の主成分である水分が乾燥工程で揮発して無くなってしまうからです。
水性塗料が完全に乾燥して硬化すると、塗膜の中に残るのは樹脂と顔料のみであり、水分は全く無くなります。
乾燥して水分が揮発した時点で、水溶性ではなくなるという事です。
その為、完全に硬化してしまえば、いくら横殴りの雨が降っても塗膜が溶けだすという事はありません。
水性塗料は現代の流れに適した素晴らしい塗料といえます。
水性塗料にも油性塗料にもメリットがありますので、一長一短です。
塗膜の耐久性は油性塗料の方が性能が高いですが、様々な角度からトータルで考えると、多くのユーザーに支持される塗料は水性塗料といえます。
水性塗料が求められている世の中になってきている事で、各メーカーは水性塗料の開発にとても力を入れています。
そのため強くて外壁に使える水性塗料も多くなりました。
最終的にはお客様の好みでの選択になりますが、匂いもしない、性能は油性塗料に負けない、環境にも良い、価格も安い、となると選ばない理由は見当たらないかもしれませんね。